息子が生まれた時はまだブログというものを始めていなかったので、忘れないうちに書いておこうかと思います。
忘れられない1日が始まる
2014年の8月某日。
もう既に出産予定日を過ぎていたので、いつ陣痛が始まるかドキドキしているような状態でした。
最初から立ち会う予定でしたので、会社にはそのことを伝えてて、いつ離脱しても大丈夫なように色々と準備はしていました。
確か平日の9時5時以外だったら追加料金がかかってしまうので、「最初の親孝行は平日昼に出てくることだぞー」とかお腹に語りかけていた気がします。
陣痛が始まる
そして陣痛が始まったのは日曜の夕方。
平日希望なんてまぁそんなにうまくはいきません(笑)
でも、会社が休みで自分がいる時に陣痛が始まったので、その点は母親思いなのかもしれませんね。2人とも初めての出産ということもあって、本当にこれが陣痛なのか、気のせいなのか不安です。私なんかどこも痛くないから何もわかりません。
夜には陣痛の間隔が狭まり、そして痛みも増してきたというところで病院に電話して聞いてみます。現状を説明して、病院からそろそろ来た方がいいですねと助言をいただく。
さぁ病院向かおうとタクシーに電話。使っていたのはマタニティタクシーとか陣痛タクシーとかいうもので、妊婦さん専用と呼ばれるサービスでした。
しかしタクシー、何回かけても電話に出やがらない……
妊婦さん用のサービス使っていたはずなのに!何のためのサービスじゃー!
病院へ向かう
それでも幸い病院は徒歩圏にあったこともあり、仕方がないので徒歩で向かいました。
ちょっと歩いて止まってさすって、なんとか辿り着きます。あたりはもう暗くなっていて車通りは少ないのですが幸か不幸か人の目にはあまり触れられない環境のなか病院を向かうことになりました。
横断歩道で青の間に渡りきれるのかどうか、凄く心配。途中で凄く痛くなってうずくまってしまったら私はどういう対応を取ればいいだろう。
頭の中でそういうシミュレーションをしながら、なんとか横断歩道も突破していきます。
そして病院へ到着。ついた時刻は、いわゆる子供が寝る時間は過ぎていた頃だったと思います。
しかし、長期戦の予想
着いてからは助産師さんに状況を見てもらい、目安を伝えられます。もう結構痛そうだったので、もうすぐなのかなぁと思っていたら。
「まだ結構時間がかかると思いますけど、どうします?1回帰宅されてもよいですし、このまま居てもよいですよ。」
んー、そんなレベルっすか。長くなるなら帰ってもいいけど、かなり痛そうだし……
場合によってはこのままもう1日かかるかもしれないとまで言われました。
どうしましょう。ここは2人とも優柔不断の夫婦。1泊すると落ち着かない場所で更にお金がかかる。しかしいきなりお産が始まっても困るよなぁ。
痛がりながらも悩んだのですが、病院に留まることに。
これが吉と出るか凶と出るか。
強くなる陣痛
長期戦かぁとか思いながら、陣痛に合わせて腰をさすっていると、どんどん痛みが増してきます。……増してきてるように見えます。だって明らかに様子がおかしいんですもん。
でも時計を見るとそんなに時間は進んでいません。
いやいや、この調子で何時間も、もしかしたら1日もかかるの!?よく難産で数日かかったとかいう人がいますけど、こりゃもの凄いことなんだなぁと気が遠くなります。って私が言うのも変ですが(笑)
そして相変わらずどんどん強くなる陣痛で、次第に嫁さんも合わせて声が大きくなってきます。もうだんだんと私の知っている妻の姿ではなくなってきています。半端じゃない痛がり方。
もはやこの状態だとさすってることに意味があるんだかないんだかよくわからない状態に……それでも自分にできることってさすってあげることしかないんですよね。
そうこうしているうちに、日付が変わる時刻。
続きは、また明日!引っ張ってごめんなさい(笑)