皆様、こんにちは。
私の息子は以前からブログでも何度か書いてきたとおり、YouTubeに小さい頃からハマっています。別に今も小さいのですが、1歳からタブレットを使ってYouTubeに触れているので世間的にもかなり早いほうなのではないでしょうか。
そんなYouTube生活を送っている我が家なのですが、最近非常に共感できるブログの記事がありました。
これです。特に「虚無動画」という表現の部分です。でも全体的に最初から最後まで自分が書いたのかと思うくらい同意することが多かった!しかもブックマークのコメントでもそういった意見が多数あったので、きっと同じことを思っている人はかなり多くいらっしゃるんでしょうね。
このエントリーを拝見して思い出したのが、この「虚無動画」に初めて遭遇した時の衝撃です。その衝撃についてちょっと書いてみたいと思います。
「虚無動画」を視聴する経緯
まず始めに触れておきたいんですが、この虚無動画ってのはきっとひとそれぞれで多少ズレがあるように思うんですよね。私にとっての虚無動画は、言及させていただいた方のブログにある、こんな動画と定義させていただきます。
娘が見ているYouTube動画は、幼児に人気のある、家族ぐるみでYouTuberをやっているようなやつとか、リカちゃんやメルちゃんのお人形にアテレコしてストーリーを展開するやつ、子供が新しく買ったおもちゃで遊んでみせるやつ、などのやつで特に害もなさそうだけれども大抵虚無がすごい。
これ。もうわかる人にはすぐわかる。
じゃあ最初っからこの虚無動画を見ようと思ったかというと、我が家の場合は違います。寧ろ知っていたら見せなかったかもしれません。
経緯としては多分、最初は泣き止ませるための歌や動画を探していたのがきっかけだったと思います。
この「ふかふかかふかのうた」っていうのが凄く人気があって、しかも効果も抜群だったのを覚えています。それで、大抵の場合色々見せてみて反応を試すじゃないですか。これは効果ありそうかな、これはなさそうだなとか。
その中には幼児に人気のアニメソングメドレーとかもあるわけです。だいたいそういうのは関連動画にピックアップされているので、どんどん辿って色々見ていくわけですよね。
そうこうしているうちに辿りついたのが例の「虚無動画」というわけです。
我が家の場合はそうでしたけど、他の方ももしかしたらこのパターンって結構多いんじゃないかなって思いますがいかがでしょうか。
「虚無動画」初視聴の衝撃
そしてその動画に出会ったときの衝撃はとても大きいものでした。
どんなところかって、まずは内容。すげぇ薄い。え?何この動画?みたいなのが第一印象です。なんかおもちゃで遊んでいるだけだし、アンパンマンとリカちゃんとトーマスと、色んな世界がぐちゃぐちゃに混ざっているし、何なら喋ってる人たまに噛んでたりするし、まさに素人の日常的な。
そして、その親の感想と相反する息子の食いつき。
メッチャ見てる!食いつくように見ている。
え?これがいいの?いや、これでいいの?みたいな。もっとあるでしょうなんかこう、ちゃんと作ってるやつとかさ。勉強になるやつとかさ。
でも息子にとってはそんな理論よりも感覚ですよ。夢中になって見ている。それに驚きました。うちの息子って変わってるなぁ、やっぱりこういうのも個性なのかなぁとも思ってました。その瞬間は。
更に驚いたのが、その動画の再生数です。
今まで全くそのジャンルの動画を見たことがなかったので、どうせこんな素人が適当に作った動画、再生数3桁くらいかなと思って確認したら……
数百万回再生ですよこれが!すうひゃくまん!
え?なんで?もうこれが衝撃ですよね。そして関連動画を見てみると、これまた軒並み数十万とか数百万の再生数なんです。F5でも連打してるのかな?と思うくらいの衝撃。
色々とショックでした。
全ての道は「虚無」に通ず
というわけで、最初の出会いは衝撃だったのですが、やっぱり気になるのがその再生数の多さの理由ですよね。正直この部分だけでも別のエントリーで書いていいくらいのボリュームになりそうなので抑えますが、簡単にいうと子供はおもちゃがとにかく好き、日常が好きってことも1つの理由でしょう。別に自分の子供が特別なわけではなかったのです。
例えばタブレットでYouTubeを見る場合、息子は検索できませんから視聴履歴や関連動画から辿るわけですが、当然文字は読めないので、サムネイル画像が情報の全てです。数ある関連動画から、おもちゃがたくさん写っているものを選ぶ傾向にあることがわかりました。サムネホイホイ状態ですよ。
そして、YouTubeの検索結果!これがもの凄い。
特に「アンパンマン」で検索するともう虚無虚無アンド虚無。Webページだと普通Wikiだったり公式だったりが上に来ると思うんですが、こういう映像コンテンツは公式がYouTubeに公開されていなかったりするので、そうすると個人の作成動画がトップにくるんですよね。
その結果、上位に表示されるのは虚無動画ばかりなんです。
アンパンマンは性別に関係なく誰しもが通る道なので、きっとアンパンマンで検索して視聴した人も多いでしょう。私のように元々は全然違う動画を探していても、関連動画を辿るうちにどんどん近づいていき、きっと虚無に行き着く。
その他の例だとトーマスなんかはまだマシな方かもしれません。個人的に鈴川さんは好きです。リカちゃんはアンパンマンに近いかな。
こんな感じで、幼児が好きそうなコンテンツのキーワードはほぼ網羅されています。
よって、育児でYouTubeを利用している人はかなりの確率でこの虚無動画を見たことがあると思います。まさに全ての道は虚無に通ず。
古くて申し訳ないですが、サバンナ八木の「パナキ」状態です。
徐々に虚無動画から離しました
これには賛否あると思いますが、私の場合はこの虚無ラッシュから徐々に隔離していきました。親が悪いと思ったものが子供に悪いとはいいきれないですけどね。
手段としては、Amazon Fire TVの活用がメインです。その中で色々興味がありそうなアニメを見せてあげたりして、少しずつ遠くしたら時間はかかりましたが移行できました。
ミッキーが気に入ったみたいでよく見ていますが、なんとなく安心してます。今は3歳くらいなので、他のコンテンツに夢中になれば前見ていたのを忘れているようです。正解かどうかはもちろんわかりません。
きっと、もう少し大きくなったらまた違ってくるとも思うので、その時はその時で方針を考えないといけないと思ってます。
一応、子育て記事を書くと色々突かれることが多いので書いておくと、親が遊んであげればいいじゃんという意見に対してはそのとおりだと思いますが、そんなに簡単にできたら苦労しません。私はいわゆる理想的な親なんて無理なので、使えるものは使って育ててます。自分や妻が楽することも重要だという意識です。まぁそもそも理想的ってのも主観だしね。
冒頭に紹介させていただいた記事にもそういうコメントがついてて、やっぱり子育ての話題ってめんどくせって思いました。
まとめ
YouTubeの動画についてのブログエントリーを読んであまりに共感してしまったので、私が虚無動画に出会ったときのことを思い出して書きました。
あのジャンルの動画はアリ地獄のように必ず辿りつくように設計されているんですよね。ある意味凄いと思います。
我が家では一旦隔離できていますが、さて今後はどうなることやら。
最後までご覧いただきありがとうございます。
んだば、まだ。