皆様、こんにちは。
少し前に教育についてこんなのが話題になっていました。
ひとことでまとめるのが難しいのでもし読んでいなければ覗いてみていただきたいのですが、目標を立てて計画して実行する癖をつけるのは結構面倒だけど長期的に見ると重要なことだよ、ってところでしょうか。
これについては非常にたくさんのコメントがされていたのですが、そのコメントを眺めながら個人的に気になることがあったので、その気になる点について少し書きたいと思います。
なぜビジネスの基本を学校では教えないのか?
疑問に思ったことはこれです。ビジネスの基本を学校で教えない理由って何だろう?ってことです。
ビジネスの基本って書くと非常に難しいように聞こえますが、私が想定しているのは例えば「PDCAサイクル」です。
恐らく社会人の方であれば1度は研修などで聞いたことがある用語でしょう。Plan→Do→Check→Actionを繰り返してぐるぐる回すことで質を高めていくという考え方、やり方ですよね。
先ほど挙げたサイトへのコメントでは、PDCAサイクルという単語が多数書かれていましたし、私もまさしくこれはPDCAサイクルの1種だと思います。
このPDCAサイクルってビジネスの基本でありながら、受験など、勉強で成績を上げる方法としても充分基本のはずなんですよね。特にポイントはCheckからActionにかけてです。
学校だとどうしてもDoにフォーカスが当たっている気がしません?テストするにしても、宿題をするにしても、授業をするにしても、振り返りの部分は軽視されがちのような気がします。もしくはそう教えていても教わる側には伝わっていないか。
特にテストに関しては競争意識が前面に出すぎていて、成績を上げるチャンスをみすみす逃している人が多いように感じました。
少し余談になりますが、私はSEなのでSEで例えると、テストや試験は、作ったものの完成度を確かめるというよりはバグを見つけるという意味の方が大きいんですよ(違ってたらすみません)。要するに、ちゃんとしたものを作るためのテストであって、テストでバグが見つかったら全て直してリリースしなければいけないということ。これがテストの目的です。
勉強に当てはめた場合、テストというものは間違いを探すことが目的で、その間違いを直せなければテストの意味がないということになりますよね。成績が上がらない人は特に、学校のテストってそういう捉え方をしている人って少ないんじゃないでしょうか。
私は個人的にこのPDCAサイクルって小学生はともかく中学高校なんかでは触れておいた方がいい考え方だと思うんですが、なぜ教えないんでしょうね。
もしかして、今では教えているのかなとも思ったのですが、偶然EテレでPDCAにフォーカスした番組をやっていて、それを見てたらそうでもなさそうだったんですよ。
NHK Eテレ テストの花道 ニューベンゼミ - 手帳を活用!成績アップのスケジュール管理術(2017年7月10日)
このニューベンゼミって番組なんですけど。
高校生が手帳を活用するっていう話題の中で、手帳にPDCAの仕組みを組み込むように意識すると成績がアップするっていう話でした。実質的には冒頭で紹介したサイトと同じような意識付けだと思います。
テレビの演出かもしれないですが「PDCAって何?」みたいな雰囲気の作りになっていたので、恐らく今でも学校では聞きなれない言葉なんじゃないかなと思います。
この考え方って当然社会人になっても通用するわけですから、早いうちに覚えておくと合理的ですよね。
学校では勉強を教えるけど勉強の仕方は教えないっていう意見はよく耳にしますし、私も同感だと思います。人それぞれ勉強方法があって、自発的にそれを見つけることももちろん重要でしょう。でも、まずは基礎となる勉強の仕方を教えて、その基礎から先は個性として伸ばしてもらうってやり方もいいんじゃないかなぁ。
仮にもし教師にその能力がなくても、児童生徒たち同士でアイデア出しをさせる方法でも効果があると思うんですよ。あいつそんな勉強の仕方してたのか、真似しようとか。
それこそ、その議論の場面でブレインストーミングだったりマインドマップだったり、ビジネスの基本的な考え方やツールを持ち出すことで更に重要なインプットができると思うんですけどね。
ブレストなんかは道徳の時間とか相性良さそうですし、割と組み込みやすいんじゃないですかね?実は隠れてやってるっていうのもあるのかな?
私としては用語も教えた方が意識高めの人や厨二病的なマインドを刺激していいような気もしますけど。
勉強の仕方はすっかり学校外で学ぶが定番?
私が学生の頃からもそうでしたが、特に受験というと塾や予備校に通うのは最早定番になっていますよね。そういう意味では、勉強の仕方を学ぶのも学校の外で、っていうのが常識になっているのでしょうか。
時代の流れでいうと、最近ではYouTubeでも勉強系の動画が溢れています。
これを勉強の仕方ジャンルに入れていいのかわからないですが、エグスプロージョンなんかは結構話題になりました。このあたりの事情に詳しくない私でも聞いたことがあるくらいですから。
それから塾なんかも、今は通うだけではなくインターネットを利用したりして家でできるようになっているみたいですね。
家庭教師とか進研ゼミとか、昔から家で勉強をする仕組みはありましたけど、インターネットを組み合わせると更に充実した環境を作れますから効率的ですよね。
そう考えると、学校としての役割は成績を上げるための勉強を教えることからは既に一線引かれていて、集団生活での身の振り方みたいな、人として生きていくためにはどうしたらいいかを学んでいくことにますます特化していっているのかもしれません。
だから勉強の仕方やそれに繋がるようなビジネスの考え方を教えないんですかね?んーでも生きていくうえで必要じゃないかといわれたら必要な気もするしなぁ。何だかやっぱり納得ができませんでした(笑)
まとめ
そういえば中高生時代にPDCAサイクルって習ってなかったなぁ、結構重要な考え方なのに、どうして習わないんだろうと気になったので、思うところを書いてみました。
もしかして習ったよとか、的外れすぎるとか思う人もいるかもしれないですが、個人的な思いなのでお許しください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
んだば、まだ。