イケメン息子とぐうたら猫の成長見守りブログ

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都内ライターイベント禁止を受け、その影響と近年のパチンコ業界の経緯をまとめました

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皆様、こんにちは。

最近すっかりブログの方向性を見失ってしまっている私ですが、悩んでいるよりはやって感触を掴んだ方が早いということで、今回もいつもと少し違ったジャンルについて書いていきます。

今回のテーマはパチンコです。昔に比べて業界全体が縮小しているように感じますが、そんな中で先日10月4日に「都内でライターイベントの告知が禁止される」という大きな動きがありました。

このライターイベント禁止の影響と近年のパチンコ業界の動きについて書いていきたいと思います。

できるだけパチンコをしない人にもわかりやすいように説明したいと思いますので、ご興味がある方は是非ご覧ください。

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まず知っておきたい背景

ライターイベントを説明する前に、まず知っておいていただきたい背景があります。

それは、2011年8月から始まったパチンコ・パチスロ店に対する広告規制です。これが何かと申しますと、例えば「今日のおすすめ機種は〇〇です」や「末尾〇の台が出るかも」といった出玉に関する広告が禁止されたということです。

業界でいうところの「イベント禁止」(ライターイベントではなく、単にイベントです。わかりにくいですが。)で、恐らくこの規制が客離れに大きく影響したのではないかと私は思っています。

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ライターイベントの誕生

厳密にいえばそれまでにもあったかもしれませんが、イベント禁止に伴って誕生したライターイベントとはどんなものか、そのメリットは何なのかを書いていきます。

ライターイベントとは?

さぁ、本題のライターイベントです。ここでのライターとは、「パチンコ・パチスロの攻略雑誌等を執筆しているライター」のことを指します。そのライターが特定のパチンコ店に行ってその店を盛り上げるイベントのことをライターイベントと言います

「〇月〇日 □□がいよいよ店舗に来店!」なんていう広告をパチンコ店に行ったことのある方なら見たことがあると思います。

イメージで言えば芸能人のパチンコ店営業と殆ど同じと考えていいはずです。

実際Youtubeなどで配信しているライターの動画は結構人気があって、多く再生されています。様々な番組があってすっかりタレント化しています。

ライターイベントのメリット

このライターイベントのメリットはどういうものが挙げられるでしょうか?

前提として記載したイベント禁止にあたって、パチンコ店は集客に苦労することになりました。そしてパチンコ店が苦労するとその業界に依存している雑誌のライターも当然苦しくなることが予想されます。

ライターとしてはお店に呼んでもらうことで仕事(利益)がもらえます。そしてお店にとってはライターがお店に来ることでそのライター目当てにお客さんがやってきます。

このライターイベントはイベント禁止による業界縮小防止のために、ライターとお店両方にメリットのあるものとして徐々に広がっていきました。

ライターイベントの課題

そんなライターイベント、多分お気づきの方もいらっしゃると思いますが色々と問題点が浮かんできます。

イベントの暗黙示唆

広がっていくライターイベントの1番大きな問題として挙げられるのは、今日は出しますよ、というイベントを暗黙の了解として客に示していることなのではないかと思っています。

どういうことかと言うと、「〇〇ライター来店!」というイベントがあるとして、実はパチンコ店としてはライターを呼ぶのはもちろん、「その日に出玉をたくさん用意しますよ」というメッセージを裏に込めている、ということになります。
※実際出すかどうかは別問題です。

店としてはライターイベントの際に客に入ってもらいたいわけなので、その日に出玉を見せることで次回もライターイベントに来てもらえます。ライター自身に興味があってくる人もいますが、結局は自分が勝ちたくて店に来ている人が大半ですから、表向きをライターイベントとして、裏では禁止されたイベントの意味を持たせて営業しているところが問題となります。

ライターのギャラ高騰

そしてお店としての課題は、ライターイベントが増えるに従ってライターのギャラが増加していくことにあります。ただ、この辺りは推測の割合が大きいですのですみませんが確実にそうとは言い切れません。

ここ数年でライターはかなり増え、女性の割合も増加したイメージです。それほどライターにはお金が集まってくる状態だったと思われます。

インターネットで検索するとその真偽はともかくとしてギャラ情報が流出しています。その相場が正しいとすると、だいたい20万から50万となっています。1日ですよ1日!

客の不満

最後に肝心の客側の意見です。中には本当にライターのファンで、ライターに会いたくて実際にパチンコ店に行っている人もいます。ただ、勝ちたくて店に行っている人からすると、「ライターに払っている金があるなら客に還元しろよ!」と思っている人が多く、ライターイベントは客にとってはそれほどメリットを感じるものではないようです。

先ほどイベントの暗黙示唆では、「出玉があります」という意味が裏に込められていると書きましたが、これはお店にとってはたくさんの人から利益を得るチャンスですから、出るというのは客側の錯覚で、逆に店の利益中心に考えて運営していることも充分に考えられます。結局店がどの程度儲かっているかなんてわかりませんからね。

ライターイベントの禁止

このような経緯があり、冒頭に記載したとおり、都内でライターイベントが禁止されました。 本文を引用させていただくと、以下の内容となっています。

東京都遊連が行政側に「来店当日の店内告知や注意喚起」「近日来店予定」等の告知について確認したところ、改めて「ことさらに特定の日を想起させ、著しく射幸心をそそるような行為に抵触する可能性がある」と指摘を受けた。

この指摘を受け、東京都遊連では、傘下組合員ホール向けに発行している「健全化センターだより」(10月4日付け)を通じて今後、上記の告知をしないこと、出玉系イベントを想起させる内容の全ての媒体広告(メールやインターネット上の広告、ブログ、ツィッター、LINE、専用アプリ等含む)を行わないよう注意喚起した。

出典:来店取材時の店内告知もNG/東京都内ホール | パチンコ・パチスロ業界ニュース『遊技日本』

細かいことを言うと、ライターイベントは禁止ではなく、告知が禁止です。一切の告知が禁止されているということはライターがフラッと店にやってくるということで、集客としての意味は薄れてしまいます。そうなると実質お店のメリットはなくなりますので、ライターイベントはなくなっていくのではないかと考えられます。

これは東京都の話ですが、実は関西では2015年の5月から既に禁止されており、この流れは全国に広がるのではないかと思われます。
※関西の禁止は都内のものとは細かくは違うかもしれません。

これからの業界の方向性

さぁさぁ、それではライターイベントが禁止になったことで業界はどう変わっていくのでしょうか?

この辺りは当の本人であるライターのういちさんがブログに自分の考えを展開されていますので、少し引用させていただきます。ちなみに私はういちさん、好きです(笑)

これを受けてネット民の皆さんが結構騒いでおられたようです。 ライターざまぁ!などというのはまぁ当たってるかもしれないのですが、こういうのの中に必ず混じってくるのが「やっとあいつらに回る金が出玉に回る」というもの。果してこれ、本当なのでしょうか?

(中略)

今まで色々やってた店がぱったりそういうのをヤメてしまった場合に、宣伝広告に使ってたお金が出玉に還元されるとは…正直僕は思えないので、それなら今までずっと何もやってなかったお店に行くほうがいいのかなと、そう思いましたはい。

出典:取材が無くなれば出玉が増える?|ういちオフィシャルブログ「うログ」Powered by Ameba

ライターイベントが禁止されても直接そのお金が客に還元されるとは限らない、という内容ですかね。大型店と小型店でも違うのではないかということですけど。

確かに私としても、この業界に客側が希望的観測を持つこと自体間違っているとは思いますけども(笑)

正直この業界は上にスパイラルしていくか下にスパイラルしていくかの2択だと思っていますので、業界自体が下火になるにつれて客が勝てなくなるでしょうし、止められる人は早めに止めちゃった方がよいかと。

パチンコパチスロが大好きな人や業界の方には申し訳ないですが、なくても困ることがない業界だと思いますので、これ以上盛り上がることは難しいのではないかと思っています。

まとめ

10月4日の都内のライターイベント禁止を受けて、近年のイベント事情を中心にライターイベントの流れについて記載しました。

その他にも等価交換禁止のルール変更などもありますが、今回は割愛させていただきました。

個人の調査結果ですので誤りなどあると思いますが、気になる部分ありましたらコメントやお問い合わせなどでご連絡いただけると嬉しいです。

次回はないと思いますが、万が一反響があればこっちの話題にも手を出す可能性があります(笑)

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んだば、まだ。