イケメン息子とぐうたら猫の成長見守りブログ

2014年からパパになりました。SEやってます。子育て記事を中心に、ダメなパパぶりを存分に発揮していきます。

学歴がない人が学歴社会を否定してるとモヤモヤしてしまう。小中学生の時何してたの?

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皆様、こんにちは。

最近学歴の話題をよく目にします。

今回はいつも読ませていただいているポジ熊さんのこのエントリーと、

高卒でも人生困らない自分に大卒の重要性を理解できない理由がわかった - ポジ熊の人生記

その中で言及されているこちらのエントリー、

「いまの日本では、大学くらい出ておかないと幸せになれない」は幻想。90年代『自分らしさ』的個性尊重主義は、いまこそ再評価されるべき - 自意識高い系男子

こちらに言及させていただき、私の持論を述べたいと思います。

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学歴の威力

まず、ポジ熊さんが学歴について価値がわからないと言っていましたので、自称学歴しかない自分が就職活動でどのような経験をしたかを書いていきます。ありきたりな内容ですが、結局就活が1番わかりやすいんです。すみません。

私の最終学歴は早稲田大学の理系の大学院です。ブロガー界隈ではあまり印象の良くない大学だと思います(笑)大学に入ってから今までロクに勉強したこともなく、大学院に進学した理由は「就職したくないから」。当然成績はほぼ最下位ですので、まさしく学歴だけのヤツです。

別にコレは自慢したいわけではなく、恥ずべきことだということはわかっています。

そんな私が就活するとなった時に最初に起こるアクションは、教授から就職先に話しを通すかどうか、つまりコネを利用するかどうかです。もちろん確実に受かるわけではありませんけど。年収で言うと800~900万くらいの企業ですね。

私は自分に能力がないので、教授や先輩後輩へ迷惑がかかると思い、これを断りました。

その後なんとなく就活が面倒になり、周囲が徐々に内定を決めて行く中でやっと重い腰を上げ、超大手には落ちましたが上場企業から複数内定を貰いました。しかも学科の専門外の分野の企業です。「第一志望ではありません」と面接で正直に言って、それでも内定を貰えた企業もあります。

これは私の例ですけど、こんなダメなやつでもこのくらいの威力があります。結構凄いと思いません?まともに使えば選択肢はかなり広い。他のエントリーをご覧になるとわかりますが、内向的でその辺のリア充とは違いますので、ホントに学歴だけです。無理矢理他に挙げるなら、爽やかな顔立ちですかね。いや、忘れましょうそれは。

ブログを書いていると東大京大の人はよく見かけますし、その方達であれば尚更だと思います。私は典型的な学歴コンプなので、東大京大って見ると尊敬と嫉妬で狂いそうになります(笑)

尚、ポジ熊さんがエントリーの中で言っていた、「縁」の話、結局人間同士で暮らしているので最終的に行き着くという意見には同意いたします。

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学歴社会ってのは昔から続いている

そしてお次はたにしさんのエントリーですね。「自分らしさ」は尊重されるべき、とあります。

確かにわかります。大事なのは学歴よりも個性かもしれません。

ただ、大変申し訳ないのですがこれを主張する人が学歴がある人なのかない人なのかっていうのはとても重要だと思うのです。なぜなら、学歴社会って自分が子供の頃からずっとずっと続いていて、殆ど今でも変わっていないからです。たにしさんはアラフォーとありますから、きっと私とそう年齢は違わないと思います。子供の頃から学歴社会のはず。

客観的に見ても、明確に中卒、高卒、大卒の生涯年収に差があるってのはデータとして出ています。

ここで私が申し上げたいのは、じゃあ、学歴社会ってわかっていながら小学生中学生高校生と勉強をしてこなかった理由って何なんでしょう?小学生で親に勉強しろって言われませんでした?先生に勉強は大事って教わりませんでした?良い大学に行けば良い会社に入れる、医者や弁護士は勉強しなければなることはできないって最低でも中学生だったらわかりますよね。

それでも勉強しなかった理由って何なんでしょう。確かに家庭の事情で、とか、健康的な事情ってのはあると思います。それから将来のための活動として、ひたすらにそのやりたいことについて取り組んでいるのであればそれは素晴らしいことだと思います。正直そこまでは書かれていないのでわかりません。

単に学歴社会と知った上で勉強しなかったのであれば、「今の社会は間違っている」と大人になってから言うのは説得力がないと言わざるを得ません。どうしてもすっぱい葡萄と言っているように聞こえてしまうんです。

 

学歴があって困ることはない

学歴がなくても幸せになれるよ、という主張がありますが、学歴があったら不幸なんですか?と問いたいのです。私は寧ろ学歴があることでもっと幸せになれる可能性があったと思っています。

よく、「あいついい学歴のくせにたいしたことないな」って言われている人いると思うんですが、学歴無かったらもっと最悪だと思いませんか?つまり私のことです

逆を言うと、「学歴なくても優秀だなぁ」って人は、学歴があったらもっともっと優秀になれる可能性があると思いませんか?

学歴を否定する人はこの視点が抜けている人が多いと思うんですよね。学歴がなくても○○である、というのは単に一例であって、学歴がないからこそ○○である、ということってそうそうないはずなんですよ。

例えば、「富士山に軽装で行っても全然余裕で登れたよ!」って言っている人がいたら、それに対してどういう感想を抱きます?「凄い」と思う人もいれば、「もしも何かあったらどうするんだ」と思う人もいるでしょう。私だったら「軽装で行っても大丈夫なら、装備を整えていけばより安全に登れるな」と思います。別に装備を整えた上で要らないものはリュックにしまえばいいし、暑ければ脱げばいいんです。軽装で行ったからこそ登れた!っていうことにはならないですよね。

きっとやりたいことがある人はこういった価値観にとらわれないのかなとも思うのですが、大抵の場合はそのやりたいことは大学生を経由してもそんなに無駄にはならないはずなんですよね。

私は青森出身ですが、早大院卒後に地元に帰ってたら絶対にどこかには就職できたでしょう。恐らく今帰ったとしても何とかなるんじゃないかと。多分その枠で追い出されるのは学歴のない人の可能性が高いです。学歴無くても幸せって言っているのはその人のレベルでの幸せに留まっているからか、もしくは結果論としてうまくいっただけで、一般論にするには少々早すぎます。

 

親として子供に「学歴が必要」というのは当然

更に言えば私は今2歳の息子がいますので、親としてどういった立場にいればよいのかと考えたときに、「学歴が必要だ」という教育をするのは当然だと考えます。学歴とは選択肢を増やすことであり、最初からその選択肢を敢えて狭める手段を薦めることなんてできません。

自分が例え学歴がなかったとしても絶対に「学歴が不要だ、勉強なんてしなくても何とかなる」とは言わないと思います。実際私の両親はどちらも大卒ではありませんし、勉強が大事と言って教育してくれて本当に感謝しています。

ただ、私は何もやりたいことがなかったのでそのまま大学に行きましたが、もし子供にやりたいことができた場合はその限りではなく、レールから外れるリスクを説明した上で応援するでしょう。きっとその時にはそれまでに進んできた道や背景を自分なりに考えて、賛成反対を決めると思います。何も考えず、何事も適当に過ごしてきたヤツに、突然起業なんかはさせません

 

まとめ

色々書いてみましたが、やっぱりこういうエントリーは苦手です。きっと文面から全く学歴が滲み出てないと思われます(笑)大学は学問を学ぶところで、学問自体が重要だ、と言われればそれで終わってしまいますね……

所詮早慶は上位3%であり、その3%の中の超凡人、しかも卒業しただけなヤツの思考はこんなもんです。1番言いたかったのは、学歴を否定するのであればそれ相応の学歴を持った人でないと説得力がありませんということです。もしくはスポーツ選手や漫画家など、何か勉強とは違う分野で成功を成し遂げた人物などですね。本来であれば私が中退して起業してたりするととても面白かったと思うんですけど、そこはもっと有能な方にお任せします。

きっと凡人の意見だからこそ共感していただける部分もあるはず!ってことで少し自分を正当化して勇気付けたところで締めたいと思います。

※2016/10/06更新
「学歴がない」ではなく「学歴が低い」の誤りではないかとご指摘をいただきました。タイトル、内容で「学歴がない」の部分は「学歴が低い」と読み替えていただければ幸いです。

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んだば、まだ。