皆様、こんにちは。
最近ニュースでよく報道されている豊洲新市場。今現在の話題は、盛り土がされるはずのところにされていなかったり、そこの空間に地下水が溜まっていたり、というところですが、今後の情報がとても気になります。
いや、それも気になるんですが、私としてはもっと気になることが……
ニュースから聞こえてくる「ペーハー」
地下水がアルカリ性である、というニュースは既にネットで見ていたので知っていたのですが、ネット上で見ただけで音声で聞いてなかったんですよ。
ちなみに私は5時に起きてテレ朝のグッドモーニングを見て6時55分からEテレに変えるという習慣なのですが、そのグッドモーニングから聞こえてきた言葉。
「ペーハーが12から14で……」
「このペーハーは強アルカリ性で……」
ペーハー!?
私の記憶だと、昔は「ペーハー」でだいぶ前から「ピーエイチ」読みになったと思ってたんですが、違いましたっけ?ニュースでそう言うってことはそっちの方が正式なの?
と気になってしまいました。
一応調べてみると、こちらの計量法に「ピーエッチ」と書いてあるので法律的にはペーハー読みではないと思ったのですが。
水素イオン指数 - Wikipediaの方にも以下の記載があります。
pHの読みは「ピーエイチ」(英語読み)、または「ペーハー」(ドイツ語読み)である。日本では1957年(昭和32年)にpHのJISを制定する際に読みが「ピーエイチ」と定められ、現在の法令およびJISでは「ピーエッチ」と定められている。
なぜ突然ニュースでペーハーと言い出したんでしょう。もしかしたらニュースでは昔からペーハーって言ってたのかもしれませんけど、こんな話題になることがなかったので気づかなかっただけでしょうかね。
ミリバールとヘクトパスカル
ちょい脱線します。読み方が途中で変わったものとして印象に残っているものがミリバールとヘクトパスカル。
そういえばこれっていつからヘクトパスカルになったのかなぁと思って調べてみると、バール (単位) - Wikipediaに以下のように書かれていました。
バールの 1/1000 であるミリバール (mbar) は、かつて気象分野で使われたが、1992年以降はヘクトパスカル (hPa) に置き換えられた。
※太字は筆者が施しました。
ってことは台風予報の際にミリバールという言葉が使われていたのを覚えている人は、それなりの年齢ってことになりますね(笑)
pH試験紙とリトマス試験紙の違い
さてまた話を元に戻しますと、ニュースで「pH試験紙」という言葉も出てきていました。お恥ずかしながら聞きなれない言葉で、「あれ?リトマス紙じゃないの?」と思って調べてみたらその2つは若干異なっていました。
簡単に言うとリトマス試験紙は酸性かアルカリ性かを測ることができる試験紙であり、pH試験紙は更に色の強弱でpHがいくつくらいであるかまでを測ることができる試験紙とのことです。
ですので、「リトマス紙を使用することで、pHが12から14であることが判明しました!」というニュースは嘘ですね。正確にはpH試験紙を使用したということになります。
その後も色々調べてみるとBTB試験紙というものもあるようで、こちらも同じくpHの値を調べられるものですが、破水検査などに利用されています。
BTBは「ブロモチモールブルー」と略されます。私が遥か彼方の記憶にあるのは「BTB溶液」という用語ですが、このBTB溶液の特性を活かして中性近辺のpHを調べるためのものとのことです。
皆さんちゃんと覚えてますか?
まとめ
2016年現在、なぜかニュースではペーハー読みされていたりするので正しい読みを調べてみると、やっぱりピーエイチでした。
それから酸性アルカリ性を調べる道具としてリトマス試験紙の他にpH試験紙というものも存在していることがわかりました。常識だったら申し訳ありません。
ちゃんと小学校で習った理科の知識、覚えていますでしょうか。私はすっかり錆付いてしまっているようです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
んだば、まだ。