うつの原因は人によって様々だとは思います。
私の妻の場合は最初に具合が悪くなった時、まずはうつだということすらわかりませんでした。
原因を探っていった時に1番怪しいと思ったのは、仕事でした。
私と妻は職場結婚で同じ部署にいたわけなのですが、その職場環境が当時あまり良くありませんでした。
まず、お局様的な女性の先輩がいて、結構好き嫌いで仕事するようなタイプだったので、その辺りで気疲れしてしまった可能性。
それからほんの一時期ですが残業も80時間以上していて、毎日終電帰りだったこと。
ただ、その多忙な時期からは結構時間が経っていたし、お局様は妻のことが比較的お気に入りだったので、なんとなくピンときませんでした。
他の可能性としては、家族の存在、特に母親と不仲であることでした。
一言で言うと、彼女の母親はいわゆる「毒親」で、かなり色々な闇が蓄積されているみたいでした。
表面上仲が良さそうなのですが、たまに母親からの電話に出たくないといきなり泣き出したり、端から見ていて様子がおかしいことはありましたが、ちゃんと話を聞くまではわかりませんでした。
結局、これといった断定ができなかったのですが、おそらく根本は家庭環境にあり、それからタイミングとして仕事でのストレスがかかったこと、私と出会って依存先ができたこと、などが絡んで発症したのではと今は思っています。
なので、うつという病気は明らかに原因が最初からわかっている状態からでなくてもかかってしまうということです。
それから家庭環境にしても仕事の環境にしても、自分が我慢すればいいとか、他の人に気を遣うように考えている人ほどかかりやすいということです。
こういう人は周りから我慢して行動していると気付かれにくく、元々そういう性格だと思われがちなので、助けられる網になかなかかかりません。
私はうつにかかる性格からは程遠く、適当な性格故にうつにも全然理解がなく、当時もっとやりようがあったんじゃないかと反省することもあります。
でもやはり本人ができるだけ無理をせず、助けを求めるなど、「頑張らない力」が重要なのではないかと思います。
※これは妻1人の例から考える意見として述べています。
鬱の原因
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